こんにちはトロです。
先日酸素欠乏等危険作業主任者の講習を受けて資格を取ってきました。

仕事上、まれに酸素欠乏症になりえる場所での作業があるとの事で会社から資格取得を進められました
酸素欠乏症とは
酸素濃度18%以下になると呼吸・脈拍の増加など起こり、
酸素濃度8%以下になると失神昏倒、7~8分以内で死亡
※無自覚で症状が出てくる。

引用元:外国人労働者に対する安全衛生教育教材作成事業(建設業)『電気通信業務』安全衛生のポイント
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000628946.pdf
硫化水素中毒とは
硫化水素濃度10ppm以上になると硫黄の臭いに反応し目の粘膜が刺激され。
硫化水素濃度100ppm以上で嗅覚が鈍り、8~48時間の死亡
※硫化水素濃度100ppm以上で嗅覚が鈍感を超えてにおわなくなってしまうので濃度が高い所では無臭になってしまう。

どちらも場所によっては死亡事故に繋がる事なので無知で危険場所には近寄らないようにしましょう

ちなみにどのような場所が危険場所になるのでしょうか?
労働安全衛生法施行令 別表第6に詳しくは書いてありますが、
マンホール内や井戸などの地上より下の場所や
タンクや船倉などの密閉された場所が該当します。

これが好奇心で冒険しようなんてしないでください!場所によっては入った瞬間意識不明になりそのまま帰らぬ人になってしまう事故になってしまいます
アニメやドラマを受けて冒険は注意

なんで記事にしたのかというと、
アニメやドラマに下水道での追いかけっこや井戸に降りているシーンがあったので
間違えても絶対に行かない・入らないでください!

スパイファミリーを見て、下水道内を逃げ回っているシーンがあったのですが勉強してからは、これ酸素濃度や硫化水素濃度がやばい事になっているんじゃないかな?って考えてしまってストーリーの内容が入ってきませんでした
下水道内に入った瞬間酸素濃度が18%以下の可能性があるので呼吸と脈拍が増加して、
走って逃げてるとなると、もっとやばい状況だと思います。
下水に落ちたシーンなんかは硫化水素で意識不明にならないかと感じました。

そう考えるとドラマの犯人が逃走している時も地下道とかありますけど、かなり危険なんですね
一応給気式マスクを使用する事で現場内の空気を呼吸を回避する事ができます。
※消防隊がつけているマスクの使用
リングシリーズで貞子の井戸に落ちて骸骨を拾いあげるのを見た事があった気がするのですが、
井戸内も超危険な場所なので突き落とさない・落ちない!
いきなりハンマーで頭を殴られる恐怖

酸素欠乏症・硫化水素中毒は、
いきなりハンマーで頭を殴られる恐怖に言い表されます。
酸素は、無味・無色・無臭なので気づきにくいからこそ、
見えない恐怖があります。
富士山の頂上で13.5%になるので十分酸素欠乏症になっています。
高山病と呼んでいますが同じ事なのでしっかり覚えておきましょう。
マンホールに入って行った人が酸素濃度が低い場所でいきなり倒れてしまったら、
助けに行くのではなく、119番通報をしてください。
自分で救助に向かうと同じ酸素欠乏症で倒れてしまいます。
最悪は二人ともなくなってしまいます。
まとめ

酸素欠乏症・硫化水素中毒についてご紹介しました。
危険場所にいかないといけない場合は、
酸素濃度・硫化水素濃度を測定を行いましょう。
換気を行い続けても変化がない場合は、マスクを使用し作業を行いましょう。

上記の危険場所作業には、特別教育か作業主任者の資格が必要になりますので無資格の方は作業に従事する事ができませんので、近寄らないようにしましょう
廃墟探索で地下などにいく事は絶対にやめましょう!
ではまた~


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