世界でいちばん幸せな男 エディ・ジェイク

日常生活

こんにちわトロです。
皆さんは、エディ・ジェイク氏を知っていますか?

書籍
「世界でいちばん幸せな男」

を手に取って読むまでは私は知りませんでした。

トロ
トロ

書籍は生まれてからの今までの人生をノンフィクションで語られています。その内容があまりにもリアルで早く続きが知りたいと読み、何と4時間ぶっ通しで読破してしまいました

ヨイヨさん
ヨイヨさん

トロさんが読んですぐ読破なんて珍しいわ。私も内容を知りたい

※この書籍は、まだ2021年7月20日に発売されたものになります。

新しい友「エディ・ジェイク」

プロローグの冒頭が
「新しい友へ」から始まる。

本を買ったお世辞なのではないのか?
と思って読んでいくと大間違いに気づく。
そう思ってしまだた自分に後悔してしまう。

エディ・ジェイク氏(以下エディ)は、1920年ドイツで生まれたユダヤ人です。
エディは、現在もご存命で書籍のタイトルの通り現在101歳で生活しています。

ヨイヨさん
ヨイヨさん

1世紀を生きているなんて凄いわ。ちょっと待って、ドイツでユダヤ人って事は、第二次世界大戦も経験されてるって事!?

エディは、
国境を超え、
偽名で生活し、
収容所での生活、
終戦後、講演する事で真実を伝える
波瀾万丈な人生を送っています。
こんなドラマの様な人生が本当にあるのかってくらい物語がジェットコースターの様に進んでいきます。

この本を読むポイント
・お金より大切なものはたくさんある。
・やさしさはどこにでもみつけられる。見知らぬひとからもらうこともある。
・教育は身を助ける。
・モラルを失えば、自分を失う。
・愛は最良の癒し。
・分かち合えば悲しみは半分に、喜びは倍になる。
・分かち合うべきは苦しみではない。希望だ。
書籍の目次から引用

お金より大切なものはたくさんある。

エディの父からの教え
「もし運良くお金と住み心地のいい家に恵まれたら、恵まれていない人を助けなさい」
「人生で大切なことがひとつある。幸運は分け与えるもの。それだけだ」
ほかにも、受け取るより与えるほうが喜びが大きい、人生で大切なもの「友人・家族・親切」はお金よりもはるかに貴重だ

この教えがエディの最初から現在まで守っている事です。
本書に色々な出会った人に関して、エディは大切にしています。

トロ
トロ

特に親友クルトとの出会いは、エディをここまで幸せにさせるきっかけの人物です

やさしさはどこでもみつけられる。見知らぬひとからもらうこともある。

南フランスまでの長い道のりの間、小さな村々で見知らぬ人々から受けたやさしさ。村人たちは、わたしをみると声をかけ、家に招いて朝食を食べさせてくれた。戦禍の中で自分たちの食べ物さえほとんどないというのに、持っているものを喜んで分け与えてくれた。

ダンベルクの戦いの中、民間艦隊による救出を待っていたエディだが、小型船で1隻ずつ撤退している船に乗せてくれと頼み込んだが船長に断られた。

小型船には、イギリス兵は乗せられるのでしたが、家具職人が戦場にあるイギリス兵士の遺体から軍服を脱がせて、なんなく船に乗れた。エディも真似をしようとしたが兵士の尊厳を奪っていいことにはならない。これは戦争が奪えなかったら最後の唯一のものだ。

みんなとはぐれてしまったエディは、路上にいる何千人もの難民の列に加わった。

ヨイヨさん
ヨイヨさん

その後に、村人からの優しさをエディは、受けます。そのおかげで生きる為に物乞いや盗みをする必要がありませんでした

教育は身を助ける。

わたしは過去に3回ガス室に連れて行かれたが、ガス室に入る20メートルほど手前で、兵士がわたしの名前と番号と職業をみて叫んだ。「172338番は入れるな!」
父は、技術は身を助けると断言し、仕事の重要性をいつも強調していた。人は仕事で社会に貢献する。

専門技術の知識を持っていたエディは、兵士たちにとっても有益なユダヤ人と捉えられました。
その結果、工場の機械の修理担当に抜擢されました。

トロ
トロ

その時に作業員の中に生き別れた妹と再会します。言葉をかけて再会を喜ぶ事は出来ませんが、一言声をかけるのが精一杯な状況でし

もしエディが専門技術の知識がなかったら、今に至らなかったと思います。

モラルを失えば、自分を失う。

ナチスを見てすぐ学んだ事
ドイツ人はナチス政権下ですぐ悪人になったわけではないが、簡単に操られるようになった。
心の弱い人たちはゆっくりとだが確実にモラルをなくし、やがては人間性まてまなくした。
他人を拷問しても、家に帰れば妻や子どもたちと向き合える人間になった。

パンを上の寝台に置いて、スープを取りにいき、戻ってみると、パンが無くなっていた。
過酷な生存競争の世界だが、他人を犠牲にしてはならない。
エディは1度も文明人の意味を見失っていない。罪人になってまで生き残ってどうする。被収容者を傷つける事はなく、パンを盗むこともない。仲間を助ける為できる限りのことをした。

トロ
トロ

相手の生きた尊厳(イギリス兵の遺体)の時もそうでしたが、自分だけが助かるのが本当に正しいのかを常にエディは、自分に問うのでした

愛は最良の癒し。

心のくつろげる場所もなくなり、心から打ち解けられる人もいなくなって、このままなのだろうかと不安にならだしたとき、フロアー・モルホという美しい女性に出会った。

エディは、たくさん人がいるところには行きたくなかった。いつも命がおびやかされている感覚が消えなかったのです。
なぜ生きているのかどうかもわからなくなり、心を閉ざしたエディを救ったのは、彼が父親になったときでした。

長男マイケルを抱いた時に、心が癒され、奇跡が起こりました。
エディは、世界一幸運な男なのだと。

ヨイヨさん
ヨイヨさん

世界でいちばん幸せな男になることが、エディのナチスへの最高の復讐になりました

分かち合えば悲しみは半分に、喜びは倍になる。

分かちあえる愛が、いつもたくさんありますように、
健康でたくさん生きられますように、
大切に思ってくれる友がたくさんいますように。

エディがまだ生きているのは、話す責任かあるからではないか。憎しみがどれほど危険か世界に教える義務があるからではないか。
その気持ちが強くなり、カトリック教会にて初めて公の場に話しました。

自由を感じるには、苦しみという重荷を下に置く事だ。そうすれば幸せを実感できる。エディは、恐怖と痛みを抱えたままでは真の意味での自由は得られないと気づくのに何年もかかった。

トロ
トロ

エディが話す事で重荷を置き、自分の殻を破る事ができました

分かち合うべきは苦しみではない。希望だ。

物語は歴史から消えてしまうのか。それとも、人々の記憶に残るのか。世界をよりよくしようという熱い思いを抱く若者の世代だ。
彼らはわたしたちが経験した苦しみに耳を傾け、希望を受け継いでくれる。

エディは、人生を語る事で忘れてはいけない事実を、オンラインで講演しました。
たった18分以内の時間でしか時間を設けてないのに、エディが話終えた後に鳴り止まない拍手でエディを讃えました。

そして、エディの元にアメリカのまったく知らない女性から手書きの手紙が届いた。
「17分のあなたの話でいろいろ考えさせられて、わたしの人生が変わりました」

自分の苦しみを誰かと分かち合うのに抵抗があったが、今では分かち合うのは苦しみではなく希望だと知ったのだ。

最後に

毎日幸せでいてください。
そしてほかの人も幸せにしてあげてください。
世界の友だちになってください。
あなたの新しい友、エディのために。

この言葉で本が締めくくられます。

トロ
トロ

友の声を届けずにいられません。希望をトロも発信するべきだと思いました!

ヨイヨさん
ヨイヨさん

エディの戦争時代の背景は、本書に書かれていますが読んでいるだけで緊張感が張り詰める感覚になります。映画の様な物語は、読んで体験して下さい

長々と書きましたが、皆さんもこの本を読んだ時、
エディの友として、希望を伝えてください。

ではまた〜

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